Written by Kano Mayumi

子供に独学でピアノを習得させる方法【8つの手順】

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悩める母親「ピアノを習わせているけど、ちっとも上手にならないのよね。もう、やめさせようかしら・・・」

Kano「上手にならない原因によっては、一旦やめて、家でできる方法を試してもいいかもしれませんね。」

子供にピアノを習わせているけど、練習しない。
これじゃあなんだかレッスン料ももったいない!
もうやめさせようかな・・・・

という声をよく聞きます。

子供に独学でピアノを習得させる方法【8つの手順】

最初はあんなにやる気満々だったピアノ、どうしてやる気がなくなってしまったのでしょうか?

今回は、お子さんがピアノを練習しない原因を考え、解決策を考えるとともに、我が家で実践してきた「ゆるやかに」「ストレスフリー」に、そして「無駄なく」ピアノを習得させる方法をご紹介します。

ピアニストとか音大とかは無理ですが、レッスンよりも少ない投資で「ちょっと弾いてみて」と言われたらちょっと弾ける、ゆるピアニスト」くらいを目指せます。

    手順1. やる気がなくなる理由の解明
    手順2. 1の問題を解決
    手順3. とりあえず、レッスンはやめてしまいましょう
    手順4. タブレットのピアノアプリを試してみる
    手順5. 鍵盤と音名早見表をプリントアウト(6と併せて実施)
    手順6. 好きな曲のピアノ楽譜を入手(5と併せて実施)
    手順7. 絶対に強制せず、放置する
    手順8. さっさと心を切り替えて、本当にハマるものを一緒に探す

手順1. やる気がなくなる理由の解明

まずはやる気がなくなった理由を探りましょう。
子供がピアノを練習しなくなる理由は、だいたい下記の通りです。

ピアノ飽き太郎「僕はこれでやる気がなくなりました。」

1. 今弾きたい曲を弾かせてもらえない
2. 楽譜を読むのが大変すぎる
3. 先生・保護者の「練習しろ」オーラで萎える
4. 他にやりたいことがあって忙しい

この他にも、「実は先生、あんま好きじゃないんだ。怖いし。」とか、「そもそもピアノ自体あんま好きじゃなかったかも。」とか、「グループレッスンがやなんだよね。他の人と比べられて。」などの理由があることも。

原因が何か、お子さんにやさしくヒアリングしてみましょう。
このとき、あくまでもやさしく 笑

どうしてもやさしく聞き出せそうにない場合は、理由を聞かずに手順4へ飛んでしまいましょう。

手順2. 1の問題を解決

うまくヒアリングできた場合は、ここでその原因を取り除けないか検討し、有効な対策を思いつたら、すぐに実行します。
例えば・・・

原因1なら、弾きたい曲を練習できないか先生に相談します。
原因2なら、先生に譜読みから教えてもらったり、キーボードに貼れる楽譜と音階の早見表等を導入する、などしてみて下さい。

(↑49/61 / 76/88キーキーボード用のピアノステッカー–透明で取り外し可能

原因3・4などのように、解決が難しい場合は、思い切って手順3へ進み、一旦レッスンをやめてみましょう。
うまくいったら、暫く様子を見ながらレッスンを続けましょう。

手順3. とりあえず、レッスンはやめてしまいましょう

手順2で、やる気が出ない原因をうまく聞き出せない、原因はわかったけど解決法が見つからない場合は、とりあえずレッスンをやめてみましょう。そして手順4を試してみてください。

手順4. タブレットのピアノアプリを試してみる

ピアノの先生はリアルだけではありません。このバーチャルの時代、アプリという名の先生が大勢いらっしゃいます。

我が家では、はじめからレッスンには通わせず、下記のアプリを導入していました。

Piano Maestro
英語・中国語のみ対応ですが、日本のApp Storeでも入手できます。
我が家では英語版をダウンロードし、年間60ドルのプランで使用していました。

他にも同じ会社でPiano Duster, Simply Pianoなどもあります。
お試しでダウンロードしてお子さんが気にいるアプリがどれか、みてみましょう。

しかし、Piano Maestroでは、『エリーゼのために』などは途中までしか練習できなかったりします。ある一定のレベルまでしか網羅されていないのです。
次のレベルに行くには、もう一つ大人用のアプリFlowkey(←App Storeへは文字をクリック)の有料コースに移行するか、手順6に進みます。

(↑flowkey adroidはこちらから)

迷える母親「いずれのアプリも本格的に使い始めるには課金が必要ね。」

Kano「そうですね。でも、レッスンに通うのと比べると、かなりお買い得ですよ〜。」

手順1からジャンプしてきた人は、ここで感触がよかったら、手順3へ戻り、とりあえずレッスンをやめてみましょう。

手順5.鍵盤と音名早見表をプリントアウト(6と併せて実施)

だいぶ弾けるようになってきたら、鍵盤と音名早見表をネットで検索してプリントアウトし、そっとピアノのを弾いている時に見える位置(これ重要!)に配置します。検索が面倒な方は、著者が作成した早見表を期間限定で無料配布中なので使ってみてください。
ネットでは、「鍵盤と音名の位置」で検索するといろいろな画像が出てきます。譜面台の上か、もし大きくプリントアウトできたら、電子ピアノの置いてある壁に貼るのも良いでしょう。

これを手順6と併せて行います。

手順6.好きな曲のピアノ楽譜を入手(5と実施)

アプリでだいぶ弾けるようになって、もっと難しい曲が弾きたくなったら、弾きたい曲が他のアプリにないか、あるいはアプリ内課金対象の曲にないか、など、チェックして、導入します。

弾きたい曲はやる気の源です。
もし、アプリにもない場合、または課金せずに楽譜を入手したい方はNotefleightや、IMSLP、などのサイトで無料で提供されているものを探してみてください。(ただし無料のものには、時々オカシイ部分があったりします。また、サイト内の全ての楽譜が無料というわけではありませんので、ご注意ください。)
ここでも見つからない場合は、amazon楽天市場や、ヤマハの「ぷりんと楽譜」、あるいは実店舗へ子供と一緒に出かけて楽譜を手に入れるのもおすすめです。

これを手順5とセットで導入します。

どうしても弾けるようになりたい曲なら、勝手に表と照らし合わせて譜読みをするようになります。

お友達が遊びにきて興味を持ったら自分もやりたくなったり、街角でふと聞いたり、どこでやる気スイッチがonになるかわからないので、そっと置いて気長に様子を見ます。

時には用意した楽譜に全く手を付けずに、別の曲に興味が移ってしまうこともあるかもしれません。その時また、「弾いてみたい」と言われたら、楽譜を入手してあげましょう。

手順7. 絶対に強制せず、放置する

一度ピアノで挫折した経験があると、とにかく「やれ」オーラには敏感です。
「楽譜を買ってきたのにやってくれない・・・」とイライラしないこと。
ちょっとタイミングが遅かっただけかもしれません。
「やってくれたらいいけど、まあ、やらなくてもいっか」と気楽にいきましょう。
半年くらい触らない時があるかもしれません。オッケーです。うちの子もありました。でも、火がつくと、その半年を一気に取り戻すくらい練習をします。そしてまた、飽きる・・・また思い出す・・・

我が家ではこのサイクルを長く続けてきただけですが、今でも子供達は、時折ピアノにはまって曲を自主的に練習しています。
参考までに、次男がピアノを弾く様子を撮影した動画をご覧ください。


子供達のスキルは年々少しづつですが上がり続けています。
親はストレスがありません。
ピアノの調律代がかかるくらいでしょうか。これも、電子なら不要ですね。

手順8. さっさと切り替えて、本当にハマるものを一緒に探す

これまでの手順を通しても、なかなかうまく行かないこともあると思います。
他の楽器に興味を持ったり、音楽を演奏することよりももっと別のことに興味を持って、そちらにエネルギーを使いたい子もいるでしょう。

子供は生まれながらに自分がやりたいミッションをわかって生まれてきています。
それが何かを知るために、いろんな体験をさせてあげるのが良いと思います。

特に習い事は、あまりひとつのことに拘り続けると、本来の才能を見つけられずに終わってしまう危険性もあります。

「どハマり」する大好きは、全く別のところにあるかもしれません。
さっさと切り替えて、才能を開花させてあげましょう。