Written by Kano Mayumi

米国籍の親が子供のグリーンカード取得スポンサーになるために知っておくべきこと

Life

こんにちは、Kanoです。
米国籍のある親が子供のグリーンカード取得準備に際して必要なことを、家族とシェアするために以下のサイトの必要箇所を翻訳しました。
(全ページ訳ではないので参照される方はご注意ください。)
現在我が家はアメリカに在住しているので、一番目のサイト「海外に住んでいるアメリカ市民がグリーンカードのスポンサーになれるかどうか」には当てはまらないのですが、記録としてここに残します。

海外に住んでいるアメリカ市民がグリーンカードのスポンサーになれるかどうか
https://www.nolo.com/legal-encyclopedia/can-u-s-citizen-living-abroad-sponsor-family-to-enter-u-s-with-green-cards.htmlhttps://www.nolo.com/legal-encyclopedia/can-u-s-citizen-living-abroad-sponsor-family-to-enter-u-s-with-green-cards.html

スポンサーがI-864Formにサインする前に知っておくべきこと
https://www.nolo.com/legal-encyclopedia/free-books/fiance-marriage-visa-book/chapter3-5.htmlhttps://www.nolo.com/legal-encyclopedia/free-books/fiance-marriage-visa-book/chapter3-5.html

貧困ガイドラインに基づいて必要とされるスポンサーの収入はいくらか?
https://www.nolo.com/legal-encyclopedia/free-books/fiance-marriage-visa-book/chapter3-3.htmlhttps://www.nolo.com/legal-encyclopedia/free-books/fiance-marriage-visa-book/chapter3-3.html

米国籍の親が子供(18歳未満・未婚・外国籍)のグリーンカード取得スポンサーになるために知っておくべきこと

注意:この記事はあくまでも参考までに作成したものです。申請に際してはご自分で詳細を必ず確認してください。ここの情報が古くなったり間違っていたりしたことによる責任を筆者が負うことはできませんので、悪しからず!

海外に住んでいるアメリカ市民がグリーンカードのスポンサーになれるかどうか

まずは、US Citizenがグリーンカードのスポンサーをできる家族とは?

Immediate admission(waiting list登録なし)カテゴリーに入るのは親・配偶者・18歳以下の子供(stepchildrenもOK)
これ以外の家族のスポンサーも可能ではあるが、待機期間は非常に長くなることを覚悟しなければならない。(詳しくはこちら→Green Card Through a U.S. Family Member: Who Qualifies?※英語サイト)兄弟などでは14年かかるそうです…。
以前はスポンサーになる親が18歳以降に4年以上米国に居住した期間がないとダメ、とのことでしたが、今はどうなのか、このホームページには記述がありませんでした。似たような条件に当てはまる方は先に調べることをおススメします。

スポンサーになる市民またはグリーンカード保持者は、移民を希望する配偶者または両親、または未婚の未成年の子供のために、I-130フォームを記入し 適切な合衆国政府機関に提出する。

承認されたら申請している本人は追加のフォームや書類を提出し、住んでいる国の米国大使館や米国領事館でインタビューなどを受けてグリーンカードの発行となる。

申請者が米国で経済的サポートが受けられることを証明するには?

ここが難しいところで、アプリカント(移民希望者)はインアドミッシブル(入国不可)に当てはまらないことを証明する必要がある。移民法では犯罪・保安・健康・経済状態その他の条件でインアドミッシブル(入国不可)となる。
特に公費の負担にならずにすむことを証明しなければならない。証明のためにスポンサーは経済的に移民希望者を支えることを約束する補助宣誓供述書:I-864フォームを書いて提出しなければならない。

スポンサーは必ずUS domiciled(居住している)でなければならない。
引っ越したりした場合転移先を知らせなければならないようです。

メインスポンサーの収入が貧困ガイドラインで定めるライン以上ない場合は、ジョイントサポートを家族または友人に頼まなければならない。(詳しくはこちら→貧困ガイドラインに基づいて必要とされるスポンサーの収入はいくらか?ここでとりあげている三つ目のサイトになります)。

スポンサーがI-864フォームにサインする前に知っておくべきこと

スポンサーが一人でアプリカントが一人でスポンサーの収入が貧困ガイドラインの規定以上ある場合は非常にシンプルなI-864EZのフォームを使用することができる。

ファミリースポンサーが負う義務とは?

I-864サポート宣誓供述書(Affidavit of Support)には法的効力がある。つまり、政府またはスポンサーしてもらった移民は、スポンサーが十分なサポートをしていない場合にスポンサーを法的に訴えることができる。責務は移民よりスポンサーの方が重く、移民が仕事を辞めたときスポンサーが経済的サポートをしない場合はスポンサーを訴えることができる。
政府がスポンサーを訴える時は移民に公益を提供した公的機関から、提供された公益に見合った金額の返済を求め流ことができる。
移民がスポンサーを訴える時は貧困基準の指定ラインの125%に相当する金額を請求できる。

スポンサーとしての責務期間は40ワーククオーター(1ワーククオータは3ヶ月なのでおよそ10年)、死亡するまで、または永遠にアメリカ合衆国を離れるまでのいずれかとなっている。
ちなみに移民がグリーンカード申請までにアメリカに居住した期間もワーククオーターに加算できる。
たとえスポンサーが破産したとしても責務が終わることはない。
別れた元配偶者をスポンサーしていたとしても、その元配偶者はカウチに座ってのんびり過ごしながらスポサンサーを訴えることができるのだ・・・・詳しくはこちら☠️→ Does I-864 Really Force Me to Support Immigrant Ex-Spouse Who Has Plenty of Money or Can Work?Does I-864 Really Force Me to Support Immigrant Ex-Spouse Who Has Plenty of Money or Can Work?(英語サイト)
かつてグリーンカード取得のための偽装婚が横行していたようです。しかし、この条件では安易に引き受けられませんね。婚姻でサポートする場合はしっかりとした収入または絶対の信頼関係がないとダメですね…。

経済的スポンサーになるための条件

・アメリカ市民・国民、永住者
・18歳以上
・アメリカに住んでいること

スポンサーは引っ越す時は移民局にその旨を引っ越した30日以内に Form I-865にて通達しなければならない。

貧困ガイドラインに基づいて必要とされるスポンサーの収入はいくらか?

必要とされる収入と資産

スポンサーは自らの扶養家族と移民の家族の双方を貧困ガイドラインの125%の金額でサポートできなければならない。
注意:ガイドラインは毎年2月または3月に更新され変更され、現場では2ヶ月遅れでそれを適用し始める。インタビューの時、ガイドラインの条件を満たしている必要がある。
グリーンカードのスポンサーになるために必要な最低収入
例えばスポンサーが4人家族(うち一人は移民申請する子供)で自分以外の家族全員を扶養していた場合、2020年のガイドラインでは、4人を養うことになるので、必要とする収入の最低金額は以下の通り。

$32,750=3448689.62円

資産は借金を差し引いた金額でしかも市場価格の1/3または1/5として計算される(配偶者子供のスポンサーをする際は1/3)。
雇用契約をしている場合で予測される収入があっても、それは収入として計算することはできない。

金銭的に余裕がある場合はやはり専門の弁護士についてもらうのがオススメです。
知り合いの紹介など、信用できる人がいいです。しっかりとやってくれて、良心的な金額でやってくれる人を見つけることができます。
ちなみに我が家の場合の予測費用は下記の通りでした。

    アメリカ合衆国国土安全保障省に対する申請費(グリーンカード, 終了許可, 渡航許可と指紋)
    ・・・・・・$1,760($535+$1,140+$85)
     
    弁護士料(グリーンカード・終了許可・渡航許可と指紋申請、経済補助誓約書一式の準備および提出費, アメリカ合衆国市民および移民サービス局フェニックス地区オフィスにての母親および子供のインタビュー代理費を含む)
    ・・・・・・$3,000

移民局以外のソースとして、アメリカのアマゾンで見つけた参考図書(英語)のリンクを貼っておきます。


How to Get a Green Card Twelfth Edition

新版が2020年7月28日(アメリカ時間)に発売予定なので、余裕のある方はもうしばらく待った方が良いかもです。

新版はこちら↓

How to Get a Green Card Fourteenth Edition

以上です。