バイリンガル子育て読み聞かせのススメ
息子二人はバイリンガルです。
バイリンガルに育てるには両方の言語にシャワーのようにとにかく多く触れさせること。
そして出来れば楽しく触れさせたい。
コトバって楽しいんだ。日本語も英語もそれぞれが面白い、と、自ら興味を持てるようになるともっといい。
そして、より複雑な概念を捉えることができるようになっていくことが理想です。
そのためには本好きにすることが一番です。
本好きにするには何と言っても読み聞かせ。
素敵な物語を誰かに読んでもらう。
それは、お父さんお母さんでなくても良いのです…。
筆者がいかにして日米の読み聞かせを実現してきたかをご紹介いたします。
バイリンガルに育てるための第一歩として参考にしていただけたら、と思っています。
- 目次
1. 本好きにする読み聞かせ
・英語が保持できる子は読書好き
・毎晩の10分の読み聞かせが将来の収入にゼロを一つ以上足す?
2. 英語は親が読み聞かせなくていい
・アメリカのオーディブル
・アメリカ在住者なら図書館でオーディオブックCD or デジタルオーディオブックを借りる
3. 日本での英語の本の入手方法
・アメリカのAmazonで注文
・Kindle
・日本の図書館にも外国語の本のコーナーがあります!
〜図書館の利用について〜
4. まとめ
1. 本好きにする読み聞かせ
英語が保持できる子は読書好き
なぜ読み聞かせがいいのか?
それは、まだ文字も読めない頃から本を読んで聞かせ、その世界にハマらせることで、本=楽しい世界と思わせることが出来るからです。
まだ本が読めないのに本を好きにさせる。
本好きにする第一歩です。
本好きな子は英語も日本語も伸びやすい
帰国子女教育のサイトをいくつチェックされるとわかると思いますが、やはり実績として「読書の好きな子は英語力日本語力の保持・積み上げが可能」というのは共通した意見のようです。小学校5・6年で英検準一級・一級を取っていくようなお子さんは、何と言っても読書好き。保護者が英語力保持意識を高く保つ=暇と努力とお金を惜しまないことが必要ですが、帰国後も英語力を伸ばしていくことが十分可能です。
毎晩の10分の読み聞かせが将来の収入にゼロを一つ以上足すことになる?
テネシー駐在の頃、あるパーティーで中学校の校長先生をされている女性のお話を聞く機会に恵まれました。
彼女いわく「毎晩の10分の読み聞かせは将来の年収の1桁以上に、20分ならそれ以上に相当するのよ・・・・」だそうです。これを聞いてから本代に糸目はかけないと決めました。
〜生まれつき本がどうも好きでない子もいるようです〜
もしかしたら、お気に入りのストーリーに出会っていないだけかもしれません。いずれにせよ、無理強いは禁物です。必要な学びの時期が来たら、必要なことを学び始めるのが子供です。それは一生本ではないかもしれません。でも必ずそれにかわるキラリと光る才能を引き出すツールを見つけてくるはずです。それはゲームかもしれません。でも、心配はいりません。
2. 英語は親が読み聞かせなくてもいい。いやむしろ親が読み聞かせない方が良い
え?英語が読めない?発音が悪い?
大丈夫です!
アメリカのオーディブルや英語YouTube読み聞かせチャンネル
今は、ネイティブのボランティアが本を読んでくれるYouTubeチャンネルや、アメリカのオーディブルもあります。オーディブルはご存知の方も多いと思いますが、本を読み上げたものが録音された、オーディオブックを月契約でたくさん聞ける、というものです。
むしろどんなに頑張っても今ひとつネイティブと異なる発音の私たちが読む必要はありません(ネイティブの方はもちろんどんどん読んであげて下さい)。オーディブルでネイティブの発音をしっかりと身につけさせてあげましょう。
私たち親が苦労するのは、寝落ちたポイントで忘れずしおりを付けておくことくらいでしょうか・・・笑(これが意外と大変なのですが)。
アメリカの図書館でオーディオブックCD or デジタルオーディオブックを借りる
アメリカに在住の方でしたら、だいたいの図書館に本を読み上げてCDに録音したオーディオブック、または同音声をオンラインでシェアしてくれるアプリが用意されていると思います。オンラインのオーディオブックはだいたい図書館のアカウントでログインして借りることができます。(一気に読見聞かせるのが難しいハリーポッターなどはCDで借りてこっそりパソコンに落としたりもさせてもらっていました。こちらは自己責任でお願いします。)オンラインコンテンツについては図書館のウェブサイトをチェックしてみてください。
3. 日本での英語の本の入手方法
アメリカのAmazonで注文
我が家ではアメリカのアマゾンアカウントをそのままキープし、夫の出張や、出張がないときは直接日本へ届くように本を注文していました。
Kindleでいいじゃん、、、と思いきや、学校にデバイスを持っていけないのでやはり、紙媒体が良いのです。日本のアマゾンから注文するよりもはるかにお安く入手が可能でした。価格の相違に関しては変更があるかもしれませんので、都度比較されて、良い方で注文されると良いかと思います。
Kindle
もし、学校で携帯がOKであれば、Kindleというテもあります。
この場合、リンクできるアカウントは日本かアメリカのいずれかになってしまうので、アメリカの本限定ということになります。もし、iPadやその他のデバイスをプラスで持ち込み可な、稀有な学校でしたら、そちらを日本のKindleに設定して、日米ダブル読み可能にするのも良いかと思います。
日本の図書館にも外国語の本のコーナーがあります!
実は、日本の図書館にもかなり外国語の本が置いてあります。
我が家は日本では都心に住んでいたので特に外国人居住者が多いエリアということもあって、まあまあよりどりみどりでした・・・しかし、最新本が読みたいとなると、やはりアメリカのアマゾンで注文することになるんですけどね・・
〜図書館の利用について〜
図書館では日本の本はもちろん英語の本も借りていました。
図書館で片っ端から20冊くらい借りては、読んできかせ、食いつきの良いものだけ読んで、悪いものは途中で終わる手法です。これは小学校3・4年生まで続けました。
幼少の頃は最後まで読み終わらないものはほとんどなく、ただ、「もう一度読んで」と頼まれないものが「落選」という感じでしたが、長じてくると自分で吟味してハマるものは全シリーズ一気読み、ハマらないものは読了せずリターンというパターンに変わっていきました。
4. まとめ
バイリンガルに育てるには読書好きにすることです。
本好きな子を育てるには読み聞かせが効果があります。
夜10分の読み聞かせが将来の収入にも影響するとかしないとか。
今は親が読み聞かせなくてもYouTubeでネイティブのボランティアが読んでくれたものや、有料でもOKならアメリカのオーディブルでネイティブの朗読を読んで聞かせることが可能です。
本の入手はアマゾンにて。価格は変動があるのでその都度チェックしてお得な方から注文してください。
図書館も穴場なので、要チェック!
以上です。
あとがき:
1)留学しても英語をあまり習得できずに終わる人もいます。
また、英語圏での生活で英語を習得したものの、日本へ帰国後英語力を保持できないという場合もあります。
ポイントは生活に言語を取り入れることだと思っています。
このブログでは、我が家での取り組みを少しずつご紹介していく予定です。
2)息子たちは双方の国の学業についていかなければならないため、学年が上がれば上がるほど求められる言語能力のハードルが高くなり、涙なしでは語れない苦労もしています。(具体的には6年生で「下」という漢字を思い出せない…などです)
が、日常会話程度ならば、読書や映像コンテンツを通して楽しく英語を習得する事は可能だと思っています。その実例が筆者本人です。
これについても、後日別途記事を書く予定です。
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